アーモンドを潰して練り上げた生地パートダマンドでガナッシュを包み込み、絹織物のクッションをかたどったリヨンの銘菓。
フルーツやリキュール、こだわりの素材を贅沢に使ったパパピニョルだけのオリジナルクッサンです。深煎りのコーヒーと良く合います。
クッサンドリヨンのお話
南フランスの昔のお話です。1643年リヨンの街に悪い疫病がはやりました。
人々は死んだり苦しんだりしました。街の西にはフルヴィエールの丘があり、その礼拝堂にはマリア様の像がありました。
『疫病をしずめて街をすくってほしい』。
人々は祈り、そして、7つの大きなローソクと1枚の金貨をのせた絹のクッションをささげました。
やがて、礼拝堂の人々の祈りはかなえられました。
それから、リヨンの代表者は、毎年、3発の祝砲に見送られてフルヴィエールの丘に向かってお礼の行進をしています。
この時の『絹のクッション』がお菓子になりました。
『クッサンドリヨン』です。大切な人から災いを遠ざけ、健康で幸せでいてほしいという『マリア様の愛』が宿っています。